[Release Date]: 2012/03
[From]: RAD
[Genre]: Juke, Footwork
[CAT number]: [###]
[CAT number]: [###]
[Tracks]: 10tracks (33:34)
ロシアのBandcampレーベル、RADから、どちらもロシア出身のOLとVtgnikeによるスプリットEPです。ジャンルはジューク!フットワーク!
2012年に入ってからかなり加熱しつつあるJuke/Footworkというジャンル。シカゴから発生し、定着しているシカゴハウス、ゲットーハウスと、同じくシカゴが90年代00年代が牽引の一端を担ったヒップホップの"結婚"によって生まれた子がこのジャンルだといわれています。
(英文ですが詳しくはここら辺どぞ:http://ripitup.co.nz/contentitem/feature-juke-and-footwork-from-chicago-to-the-world/1107)
その生まれは古くは1998年からとも言われており、今ではPlanet Muをはじめクラブミュージックの名門レーベルがこぞってリリースするだけではなく、Soundcloudを中心に無数のアーティストが曲をリリースしています。最近では日本のJuke/Footworkを集めたコンピ"Japanese Juke&Footworks Compilation"が出るなど日本でも知名度はかなり上がってきているように感じます。
まあ、そんな若武者なJuke/Footworkですが、僕がハマったのはブレイクコアのように無秩序にリズムマシーンが高速で鳴っていながらグルーブ感を醸し出しているあたりであったり、バカなネタをサンプリングしてナードコアっぽくしているところだと思います。また2000年代の頃はよくヒップホップを聴いてたこともあり、カニエなどの製作するトラックに類似しているところも魅かれた一因かも知れません。
当リリースも誰でも知ってそうな大ネタから、ロシア人しか知らないようなネタまでサンプリングしています。普段はバリバリなギャングスタ・ラップを聴いているようなのがサンプリング元から伺えてきて、ちょっと相手したくないなーってロシア人のちょっとシャレにならないワルガキ感もこのリリースから伝わってきてクールです。
それはさておき、このリリースが特に好きなのはそういったネタを巧妙に引用しながらも、空間の処理がスムーズでエレクトロニカ感を醸し出しているところです。
ロシアのネットレーベル熱は他国の追随を許さないほど相当なものだと個人的には思うのですが、僕が好きなNocowにしろMujuiceやMonokle & Galunなどは、ジャンルは違えど共通してロシアっぽいちょっと色褪せてて、寒さの中にある暖かさっぽい空間処理がとても好きです。そしてこのリリースもそういった、暖房の中の極寒の寒さに味わう"涼しさ"みたいなのを感じてきてカッコイイです。
まあまあちょっと長くなってきたので、この辺にしますが、ひとまずダンスミュージックが好きで、アーメンや808/909のリズムマシーンの音が中毒的に好きな人は試して損はないリリースなのでチェキしてください!
Preview: M9: OL - While Rappin
OL / Vtgnike - Province (Bandcamp)
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どうでもいいですが、この、いかにも実物のCDのジャケからスマホで撮ってみてデジタルリリース用のジャケにしましたーっていい加減さも結構気に入ってます。
ロシアのBandcampレーベル、RADから、どちらもロシア出身のOLとVtgnikeによるスプリットEPです。ジャンルはジューク!フットワーク!
2012年に入ってからかなり加熱しつつあるJuke/Footworkというジャンル。シカゴから発生し、定着しているシカゴハウス、ゲットーハウスと、同じくシカゴが90年代00年代が牽引の一端を担ったヒップホップの"結婚"によって生まれた子がこのジャンルだといわれています。
(英文ですが詳しくはここら辺どぞ:http://ripitup.co.nz/contentitem/feature-juke-and-footwork-from-chicago-to-the-world/1107)
その生まれは古くは1998年からとも言われており、今ではPlanet Muをはじめクラブミュージックの名門レーベルがこぞってリリースするだけではなく、Soundcloudを中心に無数のアーティストが曲をリリースしています。最近では日本のJuke/Footworkを集めたコンピ"Japanese Juke&Footworks Compilation"が出るなど日本でも知名度はかなり上がってきているように感じます。
まあ、そんな若武者なJuke/Footworkですが、僕がハマったのはブレイクコアのように無秩序にリズムマシーンが高速で鳴っていながらグルーブ感を醸し出しているあたりであったり、バカなネタをサンプリングしてナードコアっぽくしているところだと思います。また2000年代の頃はよくヒップホップを聴いてたこともあり、カニエなどの製作するトラックに類似しているところも魅かれた一因かも知れません。
当リリースも誰でも知ってそうな大ネタから、ロシア人しか知らないようなネタまでサンプリングしています。普段はバリバリなギャングスタ・ラップを聴いているようなのがサンプリング元から伺えてきて、ちょっと相手したくないなーってロシア人のちょっとシャレにならないワルガキ感もこのリリースから伝わってきてクールです。
それはさておき、このリリースが特に好きなのはそういったネタを巧妙に引用しながらも、空間の処理がスムーズでエレクトロニカ感を醸し出しているところです。
ロシアのネットレーベル熱は他国の追随を許さないほど相当なものだと個人的には思うのですが、僕が好きなNocowにしろMujuiceやMonokle & Galunなどは、ジャンルは違えど共通してロシアっぽいちょっと色褪せてて、寒さの中にある暖かさっぽい空間処理がとても好きです。そしてこのリリースもそういった、暖房の中の極寒の寒さに味わう"涼しさ"みたいなのを感じてきてカッコイイです。
まあまあちょっと長くなってきたので、この辺にしますが、ひとまずダンスミュージックが好きで、アーメンや808/909のリズムマシーンの音が中毒的に好きな人は試して損はないリリースなのでチェキしてください!
Preview: M9: OL - While Rappin
OL / Vtgnike - Province (Bandcamp)
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どうでもいいですが、この、いかにも実物のCDのジャケからスマホで撮ってみてデジタルリリース用のジャケにしましたーっていい加減さも結構気に入ってます。
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