2016年8月7日日曜日

8tracks - 201608 Nettaiya (Muggy Night)


Tracklist (12 tracks = 51:28)
[01]flady - Counter old sky (Bunkai-kei)
[02]わたしのココ - aocma (Self Release)
[03]Leonux - Popular (Omni Music)
[04]The Hairy Giant - High Heels On Pavement (Storage Unit)
[05]Alexandre Navarro - Déserteur (Self Release)
[06]kidkanevil - Thousand Year Forest (One For Yosi) (First Word Records)
[07]Takeshi Kagamifuchi - Oil (Hz-records)
[08]At Work - Twigs Spread (Batona Music)
[09]Foquus - Eerie (Self Release)
[10]Anfield - Matthew (AmbientMusicalGenre)
[11]AN - Survol Océans (DISQ AN)
[12]Aokigahara Online - Forest (Self Release)


いつの間にか8月になりました。梅雨明け遅かったけど暑くなってきました。寝苦しい夜になってきましたね。 ってなワケ(?)で、”熱帯夜”というテーマで8tracksを作ってみました。

Deep HouseやVaporwaveな感じのも混ぜようと思いましたが、選曲していくうちにBeatlessなAmbientものが結構あったので、結果的に熱気のあるAmbient/Electronicaで固めてみました。Electronicaといったら自分の中で冬ってイメージだったので、キラキラしたものよりも粘着性のある低音だったりシンセ音を集められたのはなかなか新鮮でした。

どれも自分の最近好きなAmbient/Electronicaですが、強いて挙げるならM1, M6, M10, M12あたり。特にM1のFladyさんの曲は夏の地方の小さな美術館にいるような、ハイソサエティな気持ちにしてくれてとても良いです。セミの音もサンプリングされてて、アイデア的には夜の始まりから夜明け前みたいな感じで作ろうと思っていたので、合っているかなと思いましたが果たして…

いつものごとく、8tracks作ってると入れられなかった良い曲が再発掘されるので、もう1,2個作りたいと思います。ご期待ください(?)!

2016年7月18日月曜日

Various Artists - UPHEAVE[​B]



Release Information
[Artist]Various Artists
[Genre]Deep House, Juke, Electronic
[Release Date]April 19, 2016
[From]xenonyms
[CAT number][###]
[Tracks]10 tracks (42:09)
[Price]Name Your Price


暑くなってまいりました。今日はバルセロナ発の新興ネットレーベルのCompilationをご紹介です。ジャンルはDeep Houseを基軸としつつ、Trap、Juke/Footworkなところもある感じとなっています。

Compilationの全体としてDeepな感じが漂っていますが、キャッチーさもあり、踊れることを意識したDance Musicとなっています。Deep House系統の4つ打ち系統が多いですが、TrapだったりGlitchっぽさもあったりと多彩です。

合計10曲あります。私好みなのはM3,5,7あたり。M3は大きめにChoppedされたサンプリングものの変わった4つ打ちもので、音運びが良いのか良い具合に乗れます。しぐれ聞こえるエモいメロディが良い味出しています。

M5は90年代的なノリのCity感あふれる四つ打ちTechno。リバーブのかかったファンキーな歌声とDetroitなベース音がとても良いです。M7はLiquidな感じの透明感あふれるDnB〜Juke〜Trapなトラック。アルペジオかかったシンセ音がとてもカッコいい。コンピの中で一番好きかも。

まだまだ今年に入って出来たばかりっぽいこのレーベル。Xenonyms(”外名”って意味らしい)とレーベル名がある通り、バルセロナらしく、国籍豊かなところも意識しているのも感じます。結構活発にリリースされていて、今後どんな感じに育っていくのか楽しみな感じです!


Tracklist


Download Album Counterfly - Glazed

2016年6月26日日曜日

Counterfly – Glazed



Release Information
[Artist]Counterfly
[Genre]Electronica, Dance, Funky
[Release Date]April 1, 2016
[From]Broque
[CAT number][brq110]
[Tracks]5 tracks (12:21)
[Price]Free


今回は、ドイツのレーベル”Broque”より出された"Counterfly"(Soundcloud)と言う名義で活動されている、若干20歳のLorenzo Olivieri氏による5曲EPをご紹介したいと思います。ジャンルはElectronica/Danceといったところ。

合計5曲のEPで、1曲あたり3分前後と短い作品ですが、Counterflyの表現力の豊かさを垣間見ることができる良い作品です。ジャズと電子音楽を聞いて育ったと言う、まあもう最近ではごく一般的な感じのCounterflyですが、好きなスタイルをそのまま1曲に様々な要素を詰め込んでアウトプットできるのは素晴らしい才能で、それを思う存分堪能できる作品です。

スタイルとしてはElectronica/Danceをど真ん中行っているバランスです。特にM1は表題曲だけあって、VocalもサンプリングされたどこかJuke/Footworkなドラムパターンで、とてもキャッチーで好みです。続く2曲は、影響されたアーティストを感じることができます。M2なんかはFour Tetの曲とのつなぎとしても全く遜色ない出来の4つ打ち曲で、カッコいい。M3はジャジーな曲の中にすんなりと収まっているクラシカルなピアノのメロディフレーズがドビュッシーを感じられてとても心地いいです。

他にもLuke VibertやDabryeなどに影響されたというCounterfly。偉大なアーティストたちに影響されながら、自分のものにしていく若干20歳の今後が楽しみな、才能あふれるEPです。要チェックです!


Tracklist


Download Album Counterfly - Glazed

2016年6月18日土曜日

Artist Guide: IJO


今日は、最近単調気味だった記事更新に違ったリズムを投入したいと思います。”Artist Guide”と言うことで、その名の通り、私が今まで聞いた中で特に好きなアーティストをざっくり紹介していくコーナーであります。

記念すべき1回目は、"リトアニア産のRichard D. James"ことIJOでございます。

僕のIJOとの出会いは、老舗のネットレーベル”Sutemos”から出された”The Driw Play EP [Sutemos005]”だったと思います。”Sutemos”自体は、ネットレーベル界イノベーターやアーリーアダプターたちのブログ(kaiの判別式さんやMusic Forestさん)を読み漁ってたころ、名盤コンピ”Intelligent Toys [Sutemos002]”を聴いてネットレーベルに衝撃を受け(今でも外付けハードディスクの埃の被ったフォルダから取り出しては聴くことがあります。)、続けて出されたIJOのこの”The Driw Play EP”がいわばセカンドインパクトでありました。Squarepusherの”Feed Me Weird Things”のような、キャッチーでJazzyな、アーメンまみれのドラムンベース。コーンウォール一派の音楽を知ったばかりの自分には、IJOを好きにならないわけがありませんでした。

そんなIJOさんですが、非常に多作なアーティストでありまして、Discogsを見るとアルバムだけでも7つ、EPは20を超えています。 とてもじゃないけど全部を紹介するのは生産的なものではないので、特筆すべきものだけをピックアップしてみました。



1. 28 Remakes By IJO (2012)


Release Information
[Genre]Remix, Electronic, Vocal
[Release Date]October 16, 2012
[From]Blikmuzik
[CAT number][BLIK010]
[Tracks]28 tracks (2:12:10)
[Price]Name Your Price

Preview: Ruxpin - Her Body Smells Of Cinnamon (A Remix By IJO)


まずはIJOの多才ぷりを思う存分に味わえるアルバムとして、Remix集を紹介したいと思います。

当リリースは合計28曲もあり、2003年から2012年までの作品群となっていて、いわばIJOの集大成な感じになっています。なのでBreakcore(M6,M8,M9など)から繊細なVocalモノのRemix(M6, M25とかホント良いんですよ)、Dubstep(M4など)や得意のBreakbeats(M14など)、果てにはAmbientまでと、、、とりあえずElectronicなジャンルでしたら何でもありなアルバムですので、間違いなく好みの曲は一つは見つかると思います。

とりあえず、まずはこれを聴いてIJOの魅力に掴まれてください。

Download Album 28 Remakes By IJO




2. Delay Preform (2010)


Release Information
[Genre]Chill, Ambient, Breakbeats
[Release Date]August 23, 2010
[From]Blikmuzik
[CAT number][BLIK001]
[Tracks]8 tracks (37:27)
[Price]Name Your Price

Preview: Tier Valley


お次に紹介したいのは2010年のDelay Preform。1つ目とは違ってこのアルバムは完全オリジナルとなっていて、美メロクリエイターとしてのIJOが楽しめる作品になってます。

また音の空間処理の才能も感じ取ることができ、とても上品で力作なElectronicaアルバムとなっています。

幻想的なAmbient, Electronica好きにはオススメしたい一作です。

Download Album Delay Preform


3. The White Out EP (2009)


Release Information
[Genre]Ambient
[Release Date]August 9, 2009
[From]Resting Bell
[CAT number][rb065]
[Tracks]5 tracks (19:26)
[Price]Free

Preview: Tenses


Beatlessな、完全Ambientな作品を堪能したいなら、このWhite Out EPがオススメ。

浮遊する電子音から、しぐれ聞こえてくる断片的なメロディがとても美しいです。雨の音みたいなField Recordingも使われていたりと、深く聞き入るとかなり心打たれます。

老舗ネットレーベルResting Bellを知るきっかけとしても良い作品です。SAW2とか好きな人には間違いなくオススメです。

Download Album The White Out EP


4. The Driw Play EP (2004)


Release Information
[Genre]Chill, Jazzy, Breakbeats
[Release Date]January 1, 2004
[From]Sutemos
[CAT number][sute005]
[Tracks]4 tracks (14:10)
[Price]Free

Preview: Ummpse


最後に紹介したいのは、冒頭でも紹介した、SutemosからのThe Driw Play EPを紹介したいと思います。

わずか4曲の小さいEPではありますが、IJOを一躍有名にさせた(?)EPでもあり、IJOの魅力が詰まっています。1曲目と2曲目はLaid BackなJazzy Breakbeatsで、彼の代名詞的なサウンドが楽しめます。哀愁感じるギターサウンドとベースの交わりがとても良いです。

変わって3曲目は一番キャッチーなAmenまみれのJazzy Breakcore。やはり彼の得意とする分野でしょう。2004年リリース当時は、Squarepusherが”Ultravisitor”とかリリースしていたBreakcore全盛期とも言える時期で、このようなサウンドがNetlabelからリリースされたことが衝撃だったのかと想像されます。

最後に飾るのは、電子的なAmbient/Glitchなピース。この曲だけ他の3曲に比べて異色ですが、初期の作品からもIJOの違った顔を垣間見ることができます。

Download Album The Driw Play EP





以上、ざっくり4つほどIJOのリリースを紹介してみました。

他にもデビュー・アルバムのAmbient作品”Melancholika”だったり、Sutemosからの2作目”Computer Pop EP”だったりと、まだまだオススメしたいものはあります。が、やはり長くなってしまうので、最後は一番ワイルドでRaveな曲として、レーベル”Bit-Phalanx”(IJO主催のレーベルでもあります)の”The Welcoming Committee”コンピに収録されている曲なんかもかなり印象深かったので、紹介して終わりにしたいと思います。

って、この記事を書いている間にも早速新作”Retrodiziac LP”が発表されたそうで…今後もIJOから目が離せません!

2016年5月31日火曜日

Various Artists - Morning Tools Volume 27



Release Information
[Artist]Various Artists
[Genre]Ambient, Minimal, Electronica
[Release Date]Oct 4, 2013
[From]Sleep is Commercial
[CAT number][SICFD032]
[Tracks]5 tracks (35:02)
[Price]Free

Preview: M3. Mezmeric - Atmosphere


ドイツの首都ベルリンを拠点とするSleep is Commercial(資本主義絶頂期の今では睡眠でさえ商売なのです!?)によるMorning ToolsシリーズVol.27の紹介です。ジャンルはレーベルカラーを代表した感じのMinimal Techno, Ambientな感じとなっています。

やはり、四つ打ちな直球Technoと言ったらドイツ。そしてベルリン。クラフトワークなんてもう何回言及されているのか不明ですが、このMorning Tools Vol.27もまさにベルリンの早朝を想起させる音が並んでいます。

徹夜して朝が近づくにつれ感じるなんとも言えない心地いい疲労感。1曲目のEnd of the Nightはまさにそんな感じの曲で、乾燥気味なビートが、別に喉が渇いているわけじゃなくても脱水症状みたいな感覚にあって良いです。続く2曲目も朝日が登ってもまだまだ音は鳴っているけだるいDubbyなパーティ感を出してくれてます。

そこから打って変わってかなり異色なトラックが3曲目。Mezmericによる、10分にも及ぶMinimalなノンビートトラックは、まるで朝日を浴びて一気に成仏するかのようなCrispでキラキラした音の渦となっていて、間違いなくこのコンピのハイライトを飾ってくれてます。目を閉じて音だけに集中するとかなりストレスが開放されます。

10分ほどの浄化を終えたベルリンでは、新しい一日が始まります。システマティックなビートが4,5曲目と再開されて、静かに日常が戻っていきます。徹夜で遊んだ帰り道とか、あるいはネトゲで明け暮れた日とか聞いてみてはいかがでしょうか!


Download Album Morning Tools Volume 27







今回紹介したこのリリースのMezmericの曲ですが、ひっそりと(?)8tracksでまとめていた2015年良かったElectronica曲に選出しています。ってなわけでここでちょろっとその8tracksご紹介してみることにします!

この8tracksは26曲入りでして、ちょっと長丁場な感じになってます…が、かなり今更ですが、2015年で自分が良かったものが揃っているので、今聴くと予想外な掘り出し物が見つかるかもしれません!とは言え長いのでお時間のある方は是非どうぞww

Selected 2015 Electronica from nyjunkies on 8tracks Radio.

2016年5月23日月曜日

Edo Nagano - Klimrim



Release Information
[Artist]Edo Nagano
[Genre]Techno, Electronica, IDM
[Release Date]Jan 18, 2016
[From]Self Released
[CAT number][###]
[Tracks]11 tracks (1:12:02)
[Price]Name Your Price


アーティスト名”Edo Nagano”という、なんとも”っぽい”日本出身?のアーティストによるセルフリリース”Klimrim”を今回は紹介。Netlabelismによるレビューによると本名Satoshi Ikedaと言う、Edo Nagano氏ですが、ぐぐってみても詳細は不明(どうやらNetlabelism自身は本人にインタビューしていた模様です。)…ただこのEdoとNaganoと言う、外人に比較的馴染みある単語を選んでいる感じはなんとも絶妙で、日本人による確信犯的な犯行のようにも見える…"Klimrim"というアルバムタイトルも造語のようで、色々と謎深いリリースです。

リリースの方はと言うと、反して比較的聴きやすく、基本に忠実なTechno/Electronicaな具合になっていて、Technoっぽかったり、Post-Rockぽかったりとします。そう言ったElectronicな音に対してメロディだったり使われている楽器からは”日本”を感じさせられ、合わさってとても人工的な情景に仕上がっています。ただ、人工的とは言っても、チープさは排除されていて、とても良く出来た”江戸のテーマパーク”みたいな感じがします(M6とかは”掛け声”が使われていて、如実にテーマパークのパレードを感じます)。

あとこのリリースで個人的に気に入ってるのがエモさ。かつてあった江戸に対して思い描いている感じが随所見受けられ、もはや歴史となってしまった過去に対しての鎮魂歌みたいなところがあります。例えばM4なんかは、反復されるリフのメロディがとてもエモい直球なテクノで、徐々に音が増幅されていくのが疾走感あり、アルバム序盤のピークを迎えています。

M8なんかも終盤を飾るにはもってこいの、透明感ある曲で、そろそろテーマパークの閉園を感じさせます。続くM9は僕の好きなエモいメロディラインで(Shako-Paniっぽい!)始まり、ゆったりとしたAmbientな曲で、さらに浄化が進んでいきます。M10で最後のお祭りがあったあと、ちょっとClassicalな音を多用した高揚感あるM11でクライマックスとなっています。

かつて栄華を極めた大都市、”Edo”をこのリリースを聴きながら思い馳せてみてはいかがでしょうか!


Tracklist


Download Album Edo Nagano - Klimrim

2016年5月17日火曜日

Clonki - Anya



Release Information
[Artist]Clonki
[Genre]Hip-Hop, Beats, Instrumental
[Release Date]Mar 21, 2016
[From]Far From Moscow
[CAT number][FFM53]
[Tracks]12 tracks (34:10)
[Price]Free


多数のロシアアーティストを輩出しているFar From Moscow(拠点はLAですが…)からロシアのOmsk出身のClonkiによるリリース、”Anya”をピックアップしたいと思います。ジャンルはInst Hip-Hop〜Beatsです。

BeatsとInst Hip-Hopの境界線があまり分からないまま、ただなんとなく消費している私ですが、Clonkiによるこのリリースはそう言った中でなかなか興味深いところに位置しているリリースかなーって感じです。Beatsってやっぱり変則的なBeatsで、ラップを乗っけるのが困難そうなビートが主役となってる印象があるのですが(もちろん変則的なビートでラップしている曲も多くありますが!)、それを基準に考えると当リリースはビートは割りと規則正しいものが多く、正統的な感じがします。

ただ、Hip-Hopって何もビートが全てじゃないじゃないですか。やっぱそこにはサンプリングがあったり、展開があったりしてテクスチャーがあるわけで。そう考えるとこのAnyaなんかは、物語性が強く、このリリース単体のみでやはりちゃんと成立していて、ラップを乗っけるのは難しい気がする。ただ、ラップを乗っける”隙”みたいなのも感じられて、それが聴きやすさを醸しだしてくれて心地が良い。作業用BGMとしても機能するし、ちゃんと聴こうと言う姿勢で挑んでも問題なく応答してくれます。

オススメTrackはM3, M4, M6, M10あたり。M3, M4あたりは割りとBeatsよりな不規則な展開で、Skit的なものでもあり面白いです。M6は東洋を感じさせる音をサンプリングしていて好み。やはりロシアのヨーロッパとアジアをまたぐ感じはとても良いですね。M10は一番キャッチーでBeatもしっかりとしていて軽やかに乗れます。

以前紹介したVanillaとかFree the Beatsコンピ、Inst Hip-Hop〜Beats好きには是非おすすめです!


Tracklist


Download Album Clonki - Anya