2011年5月20日金曜日
Incise - Familiar Voices
[Artist]: Incise
[Release Date]: 2010/12
[From]: Kitchen Dip Recordings
[Genre]: hip-hop, jazzy, ambient
[CAT number]: [???]
[Tracks]:20tracks (55:24)
CanadaはToronto出身のInciseによる20曲入りインストヒップホップモノです。Labelは2010年発足したばかりのKitchen Dip Recordingsから。
インストヒップホップなのですが、とても多幸感があります。ヒップホップなのでキホンループ音楽なのですが、ひたすら美メロです。サンプリングは少ないかなと思います。自分が知らないだけかもしれませんが。何曲かはボーカルがサンプリングされていますが基本ははいってません。
似たアーティストでいくとKondorが浮かんできます。生音が多用されていて特にピアノが多い。そしてピアノで美しいメロディを奏でている具合です。
日常の幸せっぽい感じのから、中にはきわめてエモいモノまで、多幸感に関しては幅広く扱われています。とにかく美メロが好きなかたには間違いないと思います。Kondor好きも問題ないでしょう。春に聞くのもノープロブレム。
Incise - Familiar Voices (page)
Incise - FamiliarVoices (320kbps zip)
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ちなみにこのリリースはリリースページにも書かれていますが2008年に日本のレーベル、GoontraxからリリースされたNobody's Storyの曲がほとんど占めているそうです。ただしCCライセンスされていて許可されているそうなので、問題なく落として大丈夫です。と言うか本人のHPにも記されているので大丈夫でしょう。
ちなみにNobody's Storyというタイトルでも同レーベルからリリースされています。すなわちFamiliar VoicesとNobody's Storyを落とすとNobody's Storyになるそうです。ちょっとややこしいこと書いてますねすみません。
2011年5月19日木曜日
Tardiss - Behind the Blind
[Artist]: Tardiss
[Release Date]: 2011/04
[From]: No-Source Netlabel
[Genre]: electronica, ambient, downtempo
[CAT number]: [NS028]
[Tracks]:11tracks (46:00)
Karl Koopmann and Steve SetzepfandtによるユニットTardiss(アメリカ出身)の11曲入りリリース。SekitosなどリリースしているアメリカのNo-Source Netlabelより。ジャンルは電子音よりなdowntempo。
リリースページにも書かれているようにBoards of Canadaっぽいダウンテンポです。音数が少ないメロディーが反復されながらブレイクビーツが鳴っているような。ただBoards of Canadaに比べて深遠ってかんじというよりかはまだ生きている心地はどこかにあります。展開がわりとあるからかも。
割とそれぞれの音自体は安っぽく感じるのですが、そのせいかメロディが際立っている気がします。ちょっとフロア向けではないですが家で聞く分には十分なクオリティ。おそらくギターやベースなどの音がロックっぽいところから起因しているのかもしれません。ビートの組み方はBoards of Canadaよりカッコイイ?かもしれません。主観です。
<試聴>
M07. Tardiss - Bicycle
Tardiss - Behind the Blind (page)
Tardiss - Behind the Blind (zip)
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にしてもSekitosのリリースからまだ1年も経っていないのにすでに14もリリースしているNo-Source Netlabel。名前に反してリリースペースははやく精力的です。要チェックやで!!!
2011年5月18日水曜日
TEKLINE - Beyond
[Artist]: TEKLINE
[Release Date]: 2011/04
[From]: Pharmacom-Records
[Genre]: techno, breakbeats, experimental
[CAT number]:[PCR090]
[Tracks]:11tracks (38:27)
ドイツのアングラレーベル(自称)のPharmacom RecordsからMichael Kremb、AKA TEKLINEによる11曲入りEP。無機質な音が漂い方向性も何も無い実験的なテクノです。BPMは遅めでハードってワケでもないです。
アニメ"Serial Experiments Lain"とかのBGMに合いそうな、サイケデリック電子音楽って言葉が似合いそうです。Saturatorがかかり切って歪みきってフラットになってる低音。ひたすら同じメロディがくるくる回っている。どこから引用したのか分からない女の声。そんな感じです。
あるいは回転するつかさとかで有名な"長細P"とかに通じる部分があると思う。ただこっちのほうはメロディにハッピー感はなく、ひたすらサイケ。あるいはフラッシュ全盛期の謎系フラッシュとかの映像があいそうな。そんな感じです。
とにかくそういう音楽です。
<試聴>
M06. TEKLINE - Locked
TEKLINE - Beyond (page)
TEKLINE - Beyond (320kbps zip)
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完全に余談なのですが、Pharmacom Recordsのアーティストページに載っているアーティスト写真が完全に良い感じのオッサンだらけでやばかった。アングラ張ってるのに凄い良い人多そうな、そんな印象。ドイツっぽい!!!
2011年5月17日火曜日
V.A. - Karakasa Vs CSS ~ Collabs Volume 1
[Artist]: Various
[Release Date]: 2011/03
[From]: Karakasa Music, Complex Sound Sagacity
[Genre]: acid, braindance, breakcore
[CAT number]:[KVC001]
[Tracks]:14tracks (1:00:49)
Acid, Breakcore系をリリースしているKarakasa Musicから、これまた同じジャンルをリリースしている Complex Sound Sagacity(CSS)との共同コンピがでました(Archive.orgではKarakasa Musicよりリリースとなってますが)。どちらのレーベルでも同じみなメンツが揃っています。
ヘンテコなメロディが特徴的なAcidミュージック。進歩無いのかあるのか分からないけど、何故かこういった音楽はリリースされるたびに胸踊ります。おそらく趣味ですね。合わない人はすみません。
とはいえ、感度の高いアーティストが揃っているのか、近年のDubstepであったりBEATS系に感化されたのかそういった試みも若干見られます。でもやっぱりアーメン刻みたい方もいてブレイクコアしちゃう人もいます。そして多くの曲がTB-303のベース音をウネウネさせてたり。
どれも個人的には甲乙つけがたく好きなのですが、特筆すべきなのはM2,M5,M6あたりですかね。
M2のMissqulaterによる曲は割りと実験的で、さらりと聞いてると前半(よく聞いたことあるようなクラシック曲のリミックス)と後半が別曲に感じます。ですが聞き直すとしっくりくる?かんじ。(余談ですが前半のクラシック部分はCeephax Acid Crew - Prelude In 303 Majorの影響なんですかね)
M5はAcidburp先生による曲。ゆったり始まりながらも徐々に盛り上げながらどこか哀愁帯びてる感じが素晴らしく、彼の特長が良く出ている良曲。
M6のKevin Polzerは完全エロゲンベースです。エモイ。
他にもOxynucidやthe Carrier Wave, Chevron(!), Fah(!!!)など割と豪華なメンツが参加してます。Vol.1と打っているのでVol.2に期待しちゃいます。
<試聴>
M06. Kevin Polzer - What's Y And U
V.A. - Karakasa Vs CSS ~ Collabs Volume 1 (page)
V.A. - Karakasa Vs CSS ~ Collabs Volume 1 (VBR ZIP)
ラベル:
acid,
braindance,
breakcore,
VA
2011年5月16日月曜日
Franz Kirmann - Destiny Lives Down the Road (music for a short film)
[Artist]: Franz Kirmann
[Release Date]: 2011/03
[From]: Bandcamp
[Genre]: ambient, soundtrack, electronica
[CAT number]:[none]
[Tracks]:8tracks (15:11)
Bandcampよりイギリス出身のFranz Kirmannによるセルフリリースです。ショートフィルムのために作られたサントラです。
短い曲ばかりですし、サントラであるためにどれも一シーンだけってかんじで物足りない感がありますが、それはどれもとても丁寧に作られているからだと思います。ショートフィルムを見る前にこれを聞いたのですが、哀愁漂う夕焼けの郊外っぽさが浮かんできます。まあ実際はどうかは、見てのお楽しみということで。
主題曲であるDestiny's themeはとても感傷的なつくりになってます。シンプルでちょっと起伏のあるメロディが最後まで繰り返しながら音が重なっていく感じが、優しいようななんというか…
そしてM7のEscapeもまた非常に美しい。シューゲイザーやポストロックっぽいホワイトノイズが漂いつつ徐々に進行していく感じがゆっくりと物語が進んでいくかんじでドラマチックです。タイトルにマッチしているというか、これもショートフィルム見たあとだとちょっとまた想像してしまう感じ。
まあ割とありがち、っと言ってしまえばそれで片付けられてしまうわけですが、クオリティの面では音も映像も到底無視できない、特に無料でっていうのであればなおさらって感じなので是非是非軽く触れてみてはどうでしょうか。
Franz Kirmann - Destiny Lives Down the Road (music for a short film) (bandcamp) ←bandcampなので視聴可
(Buy Nowのところをクリックして0ドルにすると無料でDLできます。もちろんよさげだったら金額入力して入手も可能です。)
Shortfilm - "Destiny lives Down the Road"
http://vimeo.com/21249315 (video)
http://www.elektrikzoo.com/shortfilms.html (page)
2011年5月3日火曜日
Younnat - Radiovision
[Artist]: Younnat
[Release Date]: 2008/??
[From]: Kahvi Collective
[Genre]: synth, funk, electro
[CAT number]:[kahvi256]
[Tracks]:6tracks (26:46)
Electronica, Ambient, IDMの老舗Kahvi Collectiveからの6曲入りEP。Younnatはウクライナ出身だそうです。
分かりやすいシンセ音により奏でられたメロディで、非常に軽快でファンキーなものが多くなってます。アクセントとして映画のセリフ?がサンプリングされてて、シンセ全開の音に都会っぽさを感じさせてくれます。Kahviをこよなく愛し、チェックしている人にとってはちょっと異質なものとして聞こえてくるかも。
仕事が早く終わって帰れたときとか、休日の午後のゆったりタイムとかにBGMとして聞くとあいそうです。ただBGMとして聞いててもただのBGMとして終わらないフックみたいなものも感じます。
個人的に気に入ってるのはM5.old movies not terribleです。中間に入るどこか東洋っぽいメロディが某2chの糞曲スレを思い返すようなもので、とても味が濃く感じて個人的にはたまりません...全体のストーリー性というかタイトルにあった感じもGoodです。
息抜きになにか軽いものをって時にはぜひともオススメしたいリリースです。
<試聴>
M5.old movies not terrible
Younnat - Radiovision (Page)
Younnat - Radiovision (VBR, ZIP)
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