2016年4月27日水曜日

Vortex of leaves – Cacotopos



Release Information
[Artist]Vortex of leaves
[Genre]Ambient, Electronica, Minimal
[Release Date]May 29, 2012
[From]Noctilucent
[CAT number][nocti22]
[Tracks]10 tracks (43:38)
[Price]Free

Archive.orgより活動されているNoctilucentレーベルからのリリース。Ambient, IDMよりな、電子的なイージーリスニングな具合になっております。

曲はどれもゆったりめなBPMで構成されており、徐々に進行していき情景が変わっていく、、、聞き心地の良い音楽となっています。Noctilucentってレーベル名からでしょうか、あるいはピアノが多様されているからか、自分のなかでどこかショパンの夜想曲を想起させられます。ジャケのイメージのせい?でも1曲目とか聴いてると月の光が夜の海を照らしている感じが浮かんできますよ。

ビートは割りとグリッチがかかった電子的で硬い音に、ピアノや柔らかめな電子音がゆったりと反復したメロディを奏でていて、まさにIDMな感じとなっています。しかしクオリティは高く、Sutemosとかからリリースされててもおかしくないような、精神安定剤です。

Soundcloudでもいちおう活動していた感じですが、リリースを機にばったり止んでしまっているのがちょっと残念。。。面白いのはOtherman Records等からリリースされているHawawa先生がフォローしているところですね。なんか繋がりがあるのか、知り合いなのか、妄想が膨らみます。


Sample (M1. The moment of the hidden and lost)



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2016年4月19日火曜日

Alexandre Navarro - Hozho



Release Information
[Artist]Alexandre Navarro
[Genre]Ambient, Folk, Experimental
[Release Date]March 21, 2013
[From]Self Released
[CAT number][###]
[Tracks]24 tracks (45:01)
[Price]Name Your Price


フランスは花の都パリ出身のAlexandre Navarroによる2013年のリリースHozhoを今回はピックアップです。ジャンルは、ジャケから既にネタバレ感満載な、Nonbeat-Ambient, Soundscapeなアルバムとなっております。

24曲からなるアルバムは、1曲あたり3分も満たない短めなアンビエント曲が次々と流れていって、一つの風景を織りなしている感じを連想させます。ただ、どの曲も始まりと終わりが明白ではあるので、聞き終えると風景の欠片が集まった写真集を観終えた気分に近いかもしれません。

24曲の中で多数しめられ印象的なのが、輪郭がはっきりとしたギターサウンドです。短いフレーズのメロディが長めのリバーブとともに反復されていて、かなり透き通った気持ちにさせてくれます。M2, M4あたりはまさにそう言ったギターサウンドを楽しめます。

また、無駄な音の排除がどの曲にも徹底されていて、聴きやすさに一役買っています。例えばM9とかは、うまく配置されたベースの低音がほんと良く聞こえ、一つ一つの音の質量を感じられ、思わず目を閉じて音に身を任せさせてくれます。

休日で雨が降っていて、外に出られなくて何もしたくない時とか、逆に一人で森林浴に出かける時とかに聴くと良い感じにカラダがほぐれて、リフレッシュできるかと思います。とにかくリラックスできること間違いないこの一枚です。




Tracklist


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2016年4月15日金曜日

Various Artists - Chip Butty Free Ep - Vol 4



Release Information
[Artist]Various Artists
[Genre]Bassline House, 4x4, Garage
[Release Date]Feb 7, 2016
[From]Chip Butty Records
[CAT number][###]
[Tracks]15 tracks (1:25:17)
[Price]Name Your Price


イギリスはシェフィールドのChip Butty RecordsからBassline Houseコンピ第4弾が発表されました。参加陣はシェフィールド界隈?で馴染みのSekt-87やThorpey、また当レーベルオーナーのDr Crypticなどが参戦してます。

当リリースですが、Bassline Houseのどまんなかを行ってるような曲が揃ってます。どの曲も4つ打ちを基軸にし、歌ものをサンプリングし、サビ部分にしっかりとしたベース音を聞かせてくれます。

Off Me Nutを始めとしたシェフィールドの他のベースライン系レーベルのリリースに比べて、Bassline House直球な感じの曲が揃っていて、不思議と安定感あるリリースとなってます。レーベルオーナーのM3なんかはまさにそんな感じで、心地よく踊れそうです。では、冒険していないかと言うとそうなるかもしれませんが、やはり各曲それなりに個性あって、例えばM4なんかはかなりダークな曲かと思えば、M5はトランペットの音を上手くサンプリングしてファンキーさがあり、飽きさせません。

個人的に特に好きなのはDr CrypticのM7, "Cheeky"。ちょっとキックが太めでBPMが早めで、かつオールドスクールな雰囲気のSpeed Garage曲となってます。速い展開に挟んでくるスネア音と裏拍で鳴ってるコード音が心地いいです。

そんなレーベルオーナーのDr Crypticですが、最近攻めているのか、Kanji KineticとのスプリットEPがめちゃソニックをサンプリングしたやば曲となっていますので、そちらもチェキください!






Tracklist


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2016年4月11日月曜日

[blpsq049] illocanblo - Sodag



Release Information
[Artist]illocanblo
[Genre]Minimal, Dub Techno, Glitch
[Release Date]Feb 10, 2016
[From]Bleep Sequence
[CAT number][blpsq049]
[Tracks]15 tracks (1:25:17)
[Price]Name Your Price


アメリカのピッツバーグに拠点を置く、ミニマルテクノ、ダブテクノを多数出している”Bleep Sequence”より、ロシア出身の”illocanblo”によるフル・アルバム”Sodag”が出されました。ジャンルは、しいて言うならグリッチよりなダブテクノとなっています。

このアルバムですが、とても透明感がある音が多く、かつ展開も多彩となっていて、ダブテクノと言う枠には収まらないものとなってます。それを早速味わえるのが2曲目の”Casfgagara”で、非4つ打ちな変則的ビートから、短いフレームのメロディが次々とやってきては後ろでグリッチが鳴っており、とにかくカッコいい。Ellen Allien & Apparatの曲かと思わせるほど完成度が高いです。

他にもダブステップライクなビートを上手く取り入れたM3や、M7なんかは更に踏み込んで、Mount KimbieとかFour Tetのようなキャッチーでスリリングな音となっていて、あ、これやっぱダブテクノと呼ぶにはちょっと無理があるなって思えてきます。

9曲目以降はBleep Sequenceに馴染みのアーティストによるRemixとなっていますが、Remix方面も多彩となっていて飽きさせません。ミニマルでプリミティブなビートを反復させた感じのM9や、先ほど上げたM7を上手く落ち着いた4つ打ちテクノに再調理したM13など、聴き応えあります。

Minimal Technoが好きな人からBeats系が好きな人、どちらも楽しめて自分なんかは1つのアルバムで2つ違った味を楽しめて最高なアルバムでした。オススメです!


Tracklist


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2016年4月4日月曜日

Various Artists - Toast



Release Information
[Artist]V.A.
[Genre]Beats, Grime, Hip-Hop
[Release Date]Feb 20, 2016
[From]Twin Capital
[CAT number][###]
[Tracks]3 tracks (10:07)
[Price]Name Your Price


日本の東京と京都を拠点にしたレーベル”Twin Capital”より、合計6アーティストによるコラボレーションコンピが出されました。ジャンルはボーカルつきのHip-Hop/Grimeとなっています。

1曲目は台湾の女性MC”Aristophanes”とアメリカ生まれ東京で拠点をおくトラックメイカー”Hamacide”の曲。トラックは主にディープで酩酊感のあるGrimeのビートに、落ち着いたキュートな感じのラップが乗ったトラックとなっていて、程よくキャッチーに仕上がっててカッコいい。

2曲目は2人の大阪MC”Gebo”と”Afra” + Hamacideによる、Hip-Hopトラック。1曲目に比べてウワモノのシンセ音が明るめだったり、ビートがはっきりしていてどこかオールドスクールなものを感じます。”Afra”氏によるBeatboxingもオールドスクールさを際立たせてて、ストリート感があります。

最後の3曲目は、東京ベースのMC”OYG”(おやじ?)、Low End Thoeryのトラックメイカー”Nobody” + ピアノ・パーカッション奏者”Eureka the Butcher”のユニット”Big Game Huntaz”がコラボしたHip-Hopトラック。とても流暢な英語と日本語を自然と混ぜあわせていて、ゆるいビートと上手く合わさっていてとても心地いいです。一番リリカルなトラックで聞きやすい発音なのでついつい聞き入ってしまう。

全3曲で1曲も3分前後と短いですが、どの曲もディープでありながら、どこか耳に残る抜群のカッコよい”ポップ”加減があり、オススメです。


Tracklist


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