2012年11月6日火曜日

Lost Twin - Birds




[Artist]: Lost Twin (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/03
[From]: Self Release
[Genre]: Beats, Hip-Hop, Experimental
[CAT number]: [#####]
[Tracks]: 11 tracks (37:41)

今回は、UKのBrightonからフランスはセビリア出身のLost Twinからの11曲Hip-Hop, Beatsアルバムのご紹介です。

スタイルとしてはInstrumentalなHip-Hop, Beats系で、比較的Danceableな曲が多めで、Brainfeederみたいな感じの印象です。ドラムパターンは毎曲個性的で、様々なスタイルを自由自在に操っていてとても踊らせてくれます。

曲の雰囲気としてはアルバムのジャケがピッタリくる感じです。思わずカラダを動かしたくなるビートとは裏腹にドローン、アンビエンスが高く、それぞれのシンセ音、サンプリング音が程よく抑制されており、ムラムラさせてくれます。かと言ってDrone+Beatsといった一辺倒にしているのではなく、曲の展開によってメロディを強調したり、ビート、あるいはノイズをあえて強調したりと、強弱の設定がとても秀逸です。

もう一つ特徴として比較的展開がはっきりあり、メロディもBeats系にしては美メロ重視で割りとエモい印象をうけます。スタイル的にはTeebsやMike Slottのような感じが近く、まあ要するにボクが好きな感じです。

おすすめはM2,3,6,8,10,11あたり(ほとんどですね…)。ハイライトはやはり表題曲のM10あたりだと思いますが、一番長いM8は、長いだけあり曲の展開、ドラムパターンの変遷がはっきりしていて、かなり聴き応えがあります。おすすめデース!

Preview: M6. Where it hurts


Lost Twin - Birds (Bandcamp Page)


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記事とは関係無いですけど8tracks作りました → Winter Steps
今回はあまりネットレーベルの曲が入ってないので、ここでは紹介しないと思いますが、よろしくお願いします。
それと、なんかウィジェット編集できるので右のバナーに組み込んでみたのでそっから直接再生できます。ただ重くなるかなとも思うので、重いぞおい!って感じたら批判よろしくお願いします。

2012年11月1日木曜日

V.A. - Deep Lane


[Artist]: Various Artists
[Release Date]: 2012/02
[From]: Square Harmony 
[Genre]: Dubstep, Future Garage, Post-Dubstep
[CAT number]: [SH-03]
[Tracks]: 14 tracks (1:09:13)

2012年3月リリースの、ロシアのネットレーベルSquare Harmonyから初のPost-Dubstepなコンピレーションです。全14曲。

2011年10月の初のリリースからまだようやく1年経った程度のSquare Harmonyですが、当リリースは年月を感じさせない高品質な曲が揃っております。レーベルのミッションステートメントにあるように、Electronica, Future Bassに注力しており、有料のリリースも数多くしている比較的硬派なレーベルという印象をうけます。

参加しているアーティストは、Square Harmonyから出しているアーティストがメインながらも、EssáyやModule ModuleなどといったPost Dubstepアーティストの中堅ところも参戦しております。


ジャンルがだいぶ定まっているのでどれも似たり寄ったりな曲が揃いがちですが、初めて聴いた時はそこまで飽きが来ませんでした。今聴き直して見ると、どれも雰囲気は似ているのですが、ビートの音や組み方、そして展開が独特で改めて良いコンピであると感じました。ココで紹介したことのあるCut RecordsEchodubあたりが気に入った方なら好きになると思いますのでぜひぜひ聞いてみてください!


Preview: M10. Ghostek - Feathered Skies


V.A. - Deep Lane (Bandcamp)

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関係無いですが今年もM3に行けませんでした…
未だに行ったことなし…だけど、いつか、、きっと…

2012年10月31日水曜日

10/12

ご無沙汰しております。今月は旅行に行っておりまして無断欠勤しておりました。申し訳ございません。

旅行中ももりもりとリリースを聞いては消化していたので、紹介したいリリースが積まれていき、、、まあ、そんな時は奥の手であるまとめ記事を書くに限りますね!というわけで9個ほどまとめてざーっとご紹介します。

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[Kreislauf 125] V.A - 15th Birthday Compilation (Compilation, Electronic, Abstract)

Kreislaufの15周年(!)を記念した25曲も入った大型コンピ。Kreislaufのおなじみアーティストとともに当レーベルの色が分かってとてもおすすめ。

Preview: M13. Julian Winter - Yearbook Cover








[kahvi325] Fascinating Earthbound Objects - And so the game has gone (Electronic, Trance)

ジャケどおりスペーシーな電子音音楽です。独特なメロディ感とイカしたビートが結構好みです。











LAKIM - Esoteric (Dance, Hip-Hop, Trap)

SoulectionからのTrapなリリース。今のElectronic Musicシーンを捉えた高クオリティなリリースです。

Preview: M2. Bethnal Green Bounce









Lost Integrity - Go Where You Wanna Go EP (Downtempo, Chillwave, Ambient)

いわゆる湿った感じのDowntempo, Chillwaveですが、レトロ感の醸し出し方が素晴らしいです。でもビートのお陰かそこまでねっとりとしてなくバランスが良い。

Preveiw: M4. Mobilis in Mobili








DJ L.A.B. - War In the City (Jungle, Amen, Dub)

ジャケからは想像しがたい生々しさあふれるジャングル3曲です。2006年リリース。

Preview: M2. Nice it Up









V.A. - Impossible Ark Label Compilation No.2 (Jazz, Improvisation)

なんか中二病っぽいコンピ名からは程遠い感じの聴きやすく、クオリティの高いジャズコンピです。

Preview: M6. Rhythmagic Orchestra - Gulli Gulli









[BFW190] Daniel Land - My Sad Captains (Ambient, Piano)

映画のサウンドトラックのような、ピアノ集です。どの曲にもとても長いリバーブがピアノにかかっていて、綺麗なメロディが奏でられてて情緒的です。

Preview: M12. Nightswimmer (after Joseph Olshan)








[bsc_025] Chord - Year As A Ghost (Piano, Minimal Techno)

ピアノでコードが奏でられており、ラウンジっぽくも感じるハウス~ミニマルテクノ。抑揚が適度にあり、全体としてまとまりがいいリリース。

Preview: M6. Should Talk








V.A. - Feed Me Weird Covers (Cover, Electronic, IDM)

海外音楽フォーラムのWATMMや、THEM Records周辺アーティストがコンパイルしたSquarepusherのカバーコンピレーション。単なるカバーコンピ以上にユニークで高質な曲が揃ってます。

Preview: M6. Hefty Carriage - Unknown (Inspired Track)









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ギリギリ10月0更新を阻止。来月からはもうちょっと頑張って更新していきたいと思います。

2012年9月30日日曜日

Vanilla - Soft Focus



[Artist]: Vanilla (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/05
[From]: Self Release
[Genre]: Hip-Hop, Instrumental, Sampling
[CAT number]: [###]
[Tracks]: 27 tracks (57:54)

今回のご紹介はUK出身のVanillaによる27曲入りフルアルバムです。リリースはBandcampからのセルフです。

ジャンルとしてはサンプリングが主体のInstrumental Hip-Hopです。ジャケのカメラ、そしてアルバムタイトルのソフトフォーカス(焦点をぼかした撮影法)のように、古いSoul、R&Bの楽曲がサンプリングされていて、レトロな感じがします。

サンプリング手法はボーカルも含めて割りと大きくチョップしてる感じなので、比較的ポップでキャッチーです。ネタにしているサンプリングは生音が中心ですが、ビートの方はオーソドックスなヒップホップながら打音はスムースに加工されてます。

他のアルバムやSoundcloudなどでTa-Ku, J Dilla, Madlib, Prefuse73あたりの名を上げているように、彼らと作風が似ています。上がっていませんでしたが、自分は聞いた時DJ Premier, 9th Wonderあたりにも作風が似ていると感じました。

1曲あたり3分前後ですが、27曲通しで聞くと、Interlude的な曲が挟んであったり、とてもポップな曲があったりと抑揚がありと、たっぷり楽しめます。個人的にはM2, 7, 11, 16, 18あたりが気に入ってます。


Preview: M2. The End



Vanilla - Soft Focus (Bandcamp)
Vanilla - Soft Focus (Mediafire)



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書きながらアーティストのこと掘り下げるのはよくあることで、氏のSoundcloud漁ってたら割りとスペーシーな曲も素晴らしいものを作ってたので紹介します。全く本作とは違った作風にもかかわらずこのクオリティの高さには驚かされます。

2012年9月18日火曜日

Syndrôm - Nomades En No Man's Land



[Artist]: Syndrôm (Website)
[Release Date]: 2010/05
[From]: Bypass Netlabel
[Genre]: Breakcore, Dub, Experimental
[CAT number]: [bp060]
[Tracks]: 20 tracks (55:56)

フランス出身のSyndrôm氏からの2010年リリースのフルアルバムです。レーベルは北京のネットレーベルBypass Netlabelから。

久しぶりのブレイクコア紹介になります。ネットレーベルに長けている人ならご存知かと思いますが、Syndrômはこれまでも数多くのブレイクコアなリリースを出し続けていました。また自身も、ここで何度か紹介したことのあるPavilion36 Netlabelを運営する、ネットレーベル界においてかなり重要人物なおかた(たぶん)でもあります。

20曲ありますが、2分も満たないようなアルバムとしてのまとまりを高める、いわゆるインターバル的な曲が結構挟んであり、メインは6,7曲くらいです。もちろん1-2分の曲もクオリティタカスではあります。

ブレイクコアのスタイルとしては割りとダブ感が高い感じの、どちらかと言えば電子音よりサンプリングや、生音で攻めているスタイルです。Cardopusher, Shitmat, Sickboy, Duran Duran Duranあたりと似ているかなーと思います。また2010年ですが、すでにダブステップの影響が垣間見れる曲も何曲かあります。

ラテン風味のブレイクコアが聞きたいならM3,ブレイクコア系アーティストのダブステップが好きならM6,アーメンまみれで攻めるのが好きならM18とかがおすすめです!でも最初は通して聴いてみてくだしあ!

Preview: M3. La Vallée Noire



Syndrôm - Nomades En No Man's Land (page)
Syndrôm - Nomades En No Man's Land (ZIP)


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それと、Bypass NetlabelのHP行ったことない人はぜひ遊びにいってみよう!使いづらいけど!

2012年9月12日水曜日

Modlee & Vlooper - Sunwalk EP



[Artist]: Modlee & Vlooper (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/06
[From]: Soulection
[Genre]: Soul, Hip-hop, Vocal, R&B
[CAT number]: Unknown
[Tracks]: 5 tracks (20:14)

Modlee & Vlooperというユニットより5曲入りのEPです。リリースはアメリカ、ロサンゼルスのレーベル兼ラジオ運営をおしているSoulectionから。
最近やけに良質なボーカルモノを見つけてとても嬉しい限りなのですが、このリリースも素晴らしいR&B, Hip-Hopになっております。リリースを読む限りModlee & Vlooperはケベック州のモントリオール出身のようで、VlooperはAlaclair Ensambleのメンバーでもあるようです。Alaclair Ensambleについてはあまり知らないかつフランス語なのでわからないのですが、同ケベック州のヒッピホップ、ジャズ系の集団かと推測されます。(FMAに大量に音源がありますのでどぞ:http://freemusicarchive.org/music/Alaclair_Ensemble

おそらくボーカルを担当しているのがModleeの方だと思うのですが、とてもR&Bらしい艶やかさのある声をもっていて、スムーズでグッドなバイブスを与えてくれます。

トラックはとてもシンプルに構成されているのですが、手慣れた感じに良質です。BPMもヒップホップの中でもオーソドックスに遅めで、良い感じにだらけられます。過ぎてしまいましたが、真夏の外で聞くのにぴったしな感じです。

M1はBilalのAll Matterのリミックス、M5はKenLo Craqnuques (KenLoもケベック出身です。)とのコラボ作になっております。涼しいケベック州からのアーティストとは思えないほど暑いリリースになっております。Hip-Hop, R&Bが好きな人はぜひ。


Preview: M5. Sunwalk ft. Kenlo (Alaclair)

Modlee & Vlooper - Sunwalk EP (Bandcamp)

2012年9月5日水曜日

polkazur - floating meme




[Artist]: polkazur (Website)
[Release Date]: 2012/06
[Genre]: Ambient, Piano, Vocal, Vocaloid
[CAT number]: [ELF-NET012]
[Tracks]: 6 tracks (18:30)

日本のネットレーベル、edsillforRecordingsからの12番めのリリースになります。アーティストも日本人のpolkazur。すなわち純正な日本産になります。

曲の方はジャケどおりのような、優しいエレクトロニカが6曲つまっています。高木正勝さんとか新居昭乃さんとかに影響されたという言葉どおり、森林浴なピアノ曲となってます。

6曲のうちM1, M4はボーカルがあり、M2はボーカロイドの鏡音リンが歌っています。ボーカルはpolkazurさんの弾き語りblogを聞く限り当人が担当しているかと思います。声の性質は、新居昭乃さんのような声に”とろみ”みたいなのは無いですが、とても透き通っていて、ニカが似合いそうな感じです。ただ、そこまで完璧に透き通りきっていないので、それが深みが与えていていいです。

鏡音リンが歌っているM2はリリース内で一番テンポが早く、軽快さがありますが、機械的であるボーカロイドを使うことで全体にまどろみ感が出ていて、リリースの中にうまく収まっています。

M6はM5のライブバージョンでピアノソロとなっており、主旋律が幾度と反復しながら進む感じでEPのエンディングにはぴったりなナンバーで素晴らしいです。

そんなpolkazurによるリリースですが、季節的には秋が似合うとおもいます。まだ秋本番には遠いかんじですが、森深いところでまだ紅葉が始まってない今、森林浴しながら聞くのもアリです。



Preview: M4. end of summer