2012年5月24日木曜日

8tracks - Experimental Gems of Net-label



しばらく更新が滞ってしまいました。しかも8tracks作った直後だというのに…
んなわけで、久しぶりに8tracks作ってみましたよ。今回はExperimentalなビーツ系を中心にセレクトしてみました。
Beats系で好評なMad-HopシリーズおよびFree The Beatsシリーズなど、ネットレーベルのBeats界隈で人気なコンピモノが多く含まれてます。
おそらく今回もすべてネットレーベルです。Bandcamp系はダウンロード期間がすぎているかもしれません。
個人的に特に好きなのはM4, M6,そしてM11。M4, M6はリリース全体も深く、静かに、音楽に取り込んでいる感じがとてもかっこいい。M11は曲のタイトルに合うようにどこかレトロな感じで好きです。

合計14曲、42分です!楽しんでくださいませ!

"Experimental Gems of Net-label" Tracklist:

1. Lafumio - Streets [dystopiaq029]
2. Piegeondust - Heavy Foot [Rapohnelizenz - The Beat Tape Vol​​.​2]
3. Ta-Ku - Side To Side [DO THE DILLA 2012]
4. deef - days, flies [044]
5. abby lee tee - tab 80 (dusty crates remix) [stray cat remixes]
6. piernikowski/etamski - no.2 [live at kisielice]
7. kidkanevil ft Oddisee - ZoOoOoOp (Minoo remix) [Mad-Hop Vol.4]
8. Hanetration - Rex [Tenth Oar EP]
9. Stackhat - As You Wish [Free The Beats Vol.7]
10. Glyphick - Latenite Cruise 2 [dystopiaq029]
11. Gumar - Hitachi [Gem Drops Two]
12. LDFD - SKiFREE [Gem Drops Two]
13. ry_ha - ICE (Re-Edit) [Solitude]
14. Eufoteoria - Great Inside (Prod Jakub Nox Ambroziak) [MV020]

Total Time= 42:44

2012年5月1日火曜日

OL / Vtgnike - Province




[Artist]: OL & Vtgnike
[Release Date]: 2012/03
[From]: RAD
[Genre]: Juke, Footwork
[CAT number]: [###]
[Tracks]: 10tracks (33:34)

ロシアのBandcampレーベル、RADから、どちらもロシア出身のOLとVtgnikeによるスプリットEPです。ジャンルはジューク!フットワーク!

2012年に入ってからかなり加熱しつつあるJuke/Footworkというジャンル。シカゴから発生し、定着しているシカゴハウス、ゲットーハウスと、同じくシカゴが90年代00年代が牽引の一端を担ったヒップホップの"結婚"によって生まれた子がこのジャンルだといわれています。
(英文ですが詳しくはここら辺どぞ:http://ripitup.co.nz/contentitem/feature-juke-and-footwork-from-chicago-to-the-world/1107)

その生まれは古くは1998年からとも言われており、今ではPlanet Muをはじめクラブミュージックの名門レーベルがこぞってリリースするだけではなく、Soundcloudを中心に無数のアーティストが曲をリリースしています。最近では日本のJuke/Footworkを集めたコンピ"Japanese Juke&Footworks Compilation"が出るなど日本でも知名度はかなり上がってきているように感じます。

まあ、そんな若武者なJuke/Footworkですが、僕がハマったのはブレイクコアのように無秩序にリズムマシーンが高速で鳴っていながらグルーブ感を醸し出しているあたりであったり、バカなネタをサンプリングしてナードコアっぽくしているところだと思います。また2000年代の頃はよくヒップホップを聴いてたこともあり、カニエなどの製作するトラックに類似しているところも魅かれた一因かも知れません。

当リリースも誰でも知ってそうな大ネタから、ロシア人しか知らないようなネタまでサンプリングしています。普段はバリバリなギャングスタ・ラップを聴いているようなのがサンプリング元から伺えてきて、ちょっと相手したくないなーってロシア人のちょっとシャレにならないワルガキ感もこのリリースから伝わってきてクールです。

それはさておき、このリリースが特に好きなのはそういったネタを巧妙に引用しながらも、空間の処理がスムーズでエレクトロニカ感を醸し出しているところです。

ロシアのネットレーベル熱は他国の追随を許さないほど相当なものだと個人的には思うのですが、僕が好きなNocowにしろMujuiceやMonokle & Galunなどは、ジャンルは違えど共通してロシアっぽいちょっと色褪せてて、寒さの中にある暖かさっぽい空間処理がとても好きです。そしてこのリリースもそういった、暖房の中の極寒の寒さに味わう"涼しさ"みたいなのを感じてきてカッコイイです。

まあまあちょっと長くなってきたので、この辺にしますが、ひとまずダンスミュージックが好きで、アーメンや808/909のリズムマシーンの音が中毒的に好きな人は試して損はないリリースなのでチェキしてください!

Preview: M9: OL - While Rappin



OL / Vtgnike - Province (Bandcamp)

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どうでもいいですが、この、いかにも実物のCDのジャケからスマホで撮ってみてデジタルリリース用のジャケにしましたーっていい加減さも結構気に入ってます。

2012年4月29日日曜日

V.A. - SUBCONSCIOUS [DIGITAL]




[Artist]: Various Artists
[Release Date]: 2012/04
[From]: Zakuro Recordings (3x6 Recordings)
[Genre]: Anime, Electronica, Ambient
[CAT number]: [ZKR004]
[Tracks]: 11tracks (51:46)


日本の同人活動をメインにしつつ、ネットでもフリー音源をリリースしている3x6 Recordingsから、アニメ「カイバ」のトリビュートコンピです。参加アーティストは日本のネットレーベルなどで活躍しているKSK, Yu-tai Sunset, kanabun, HARD GU.W-C.Iなど。ジャンルはエレクトロニカ、クラブミュージック全般です。

「カイバ」は、2008年に放送されたアニメ。観終えたばかりの僕が、カイバの詳細を語ってしまうのは恐縮ですし、まだ自分の中で消化しきれてなく、まとめきれないのですが、幸いにしてリリースページにとても簡潔に書かれているので、そちらを参照にするととても良いと思います。

とはいえ、「カイバ」を知らなくとも、このリリースはエレクトロニカのコンピレーションとしてもとてもクオリティが高く仕上がっています。「カイバ」自体がSF的なテーマで仕上がっているところもあり、電子音楽との相性もよく、大体の曲がテクノ、ドラムンやその他クラブ/アンビエントな電子音のかたちをとっていて、切ないメロディーの中でも踊れます。

どれも好きですが、自分が特に気に入ったのはM5,6,7,9,10,11あたり。最も泣いたのはM10。
特に、M6のYu-tai Sunsetさんは、さまざまな「カイバ」の主題的な「音」が無秩序的に交錯し、時間も渦巻いていて、アニメのテーマともとても合致していてすごかった。他のアーティストも、yanaginagiさんやkanabunさんなど、それぞれ自分の得意分野ベースに、テーマを崩すことなく、丁寧に表現していて、ほんとに作品のことが好きなんだなあと、愛を感じました。

全体として、寂しく、静かな曲が多く、聞いていてすーっとカラダに染み込んできます。感傷という言葉を使うのはためらいますが、ひっそりと一人になりたいときとか、なにか物語に没入したいときとかオススメだと思います。

Tracklist:

01. Shin Sheena - Warp's syndrome
02. Foilverb (BigBrother) - Lapse of Memory
03. Shibainu - chronico
04. 3x6 - state of reunion
05. HirokazuKine - and Question mark
06. Yu-tai Sunset - reven
07. yanaginagi - no call clonal
08. kanabun - copy
09. Shohei Nagata - redisc
10. UTDSMP + HARD GU.W-C.I - Original Feelings
11. KSK - Her Boots

V.A. - SUBCONSCIOUS [DIGITAL] (page)
V.A. - SUBCONSCIOUS [DIGITAL] (DL)

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ちなみに、当コンピはGo-qualiaさんとM7のyanaginagiさんの曲の3x6 Remixを加えて明日、4月30日に行われるM3でCDバージョン(Release Page)が売られるそうですので、ぜひ!
アニメの「カイバ」もとてもとても面白かったのでぜひぜひぜひ!

2012年4月17日火曜日

Prod. B - Simple Melodies




[Artist]: Prod. B (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/03
[From]: Self Release
[Genre]: Hip-Hop, Instrumental, Lounge
[CAT number]: [####]
[Tracks]: 10tracks (24:29)


ポーランド出身のProd. Bによるセルフリリース集。ジャンルは2分程度のシンプルなループになっているインストヒップホップです。

割とオーソドックスな感じの生音系なインスト・ヒップホップですが、それでも書きたくなったのは、どの曲も安心して聴けるだけのクオリティーがあるからだと思います。
また他のブログでも紹介されているように、夜中にだらーっと聴けたり、あるいはちょっと気分を盛り上げてくれたりと”聴き勝手”が良いです。

安定感もありますが、ちょっとしたひねりを割りと感じるあたりも気に入っています。
たとえば、表題曲のM5. Simple Melodiesはイントロのカットアップからはコレまでの4曲とは違ってオオッって思わしてくれますし、その後メローな感じになっていくのも良いです。

M9.Run!!!とかはトラックどおり西部劇を想像させるような音が並びながら、汗だくで走っているような感じで、ドラムのTomが良いアクセントになっています。

インストでラウンジ感あって、メローなヒップホップでどれかひとつ好きなら試して損はないと思うリリースです。

Preview: Promomix from Soundcloud



Prod. B - Simple Melodies (ZIP)

2012年4月16日月曜日

Potatohead - Schizophrenia


[Artist]: Potatohead
[Release Date]: 2012/03
[From]: mayoware record
[Genre]: IDM, Glitch, Acid
[CAT number]: [MYWR054]
[Tracks]: 5tracks (18:55)


おそらく東京出身の日本のエレクトロニカアーティストからの5曲入りEP。精力的にハイペースでリリースを重ねる迷われレコードからです。

音は硬質なグリッチ音が鳴るビートに、透き通ったウワモノがグリッチしながらメロディを奏でている感じで、一見ありそうでなさそうで、といった組み合わせの曲が並びます。

硬質なドラム音はやはりかというか、Max/MSPを使用して作られている感じがして、とても心地が良いです。グリッチの仕方や、音の飛んでいる感じは、ところどころドリルしていて、古きよきエレクトロニカっぽさを思い出させます。

M4.taiighを終えて、一通り聴き終わるところで、M5.akneatだけガラッと曲の雰囲気がそれまでのと違い、俄然Potatoheadに俄然興味がわきました。

それはとても、アーバンで、グイグイ攻めてくるアシッドでした。
16次元レコードからもリリースしていることもあり、まだ未聴なのですが、16次元のレコードサウンドからして、こういった攻めてくるアシッドサウンドが多いのかなと期待を抱かせてくれます。そうじゃなかったとしても、何でも良いので聴いてみたい、とさせてくれます。

オススメはもちろんM5.もありますが、M4の終盤感のエモさ漂う雰囲気やM2.nazのグリッチがグググと来る感じも好きで良いです。


Preview: M2.naz



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しばらくスプリングバケーション的なことをしていました。今日からまた更新していきますのでよろしくお願いしま!

2012年3月21日水曜日

Sincope - Close Moving EP




[Artist]: Sincope (Soundcloud)
[Release Date]: 2012/1
[Genre]: Ambient, Electronica, IDM
[CAT number]: [SOSEP037]
[Tracks]: 3tracks (19:27)

イタリア産レーベル、Sostanze Recordsから、イタリアはトスカーナ地方出身のアーティストデュオSincopeによるリリースです。

ジャケットは、キャベツ!?
なんともとらえがたいジャケ画像でありますが、音のほうも基本的にはアンビエントでノスタルジックなのですが、どこか空虚感や悲哀が漂います。

ノスタルジックさはそういった系統のピアノの音だったり、ボーカルの音から支えられています。しかし、あきらかにこのリリースからはノスタルジー以外のアナーキーさも感じます。エモさをただよさせつつ、それを突き放すような冷たさが漂います。

たとえば、M1. Close Movingだとベースの音が良い意味でなんとも躍動感が無く、冷ややかです。ノスタルジックさを支える音とはまったく違った異質な音の群があきらかに各曲に存在します。

その冷たさが逆にダンスミュージックとして今度は機能し、M2、M3なんかは虚脱感を味わいながら踊れます。またエモさを感じつつ、そこから一歩置いたところで客観的になれる感じからくる清々しさもあります。

3曲だけなのですが、どれもとても濃い体験をさせてくれる曲が揃っています。おすすめ。


Preview: M2. Closedowns

2012年3月18日日曜日

SEVEN - Shine



[Artist]: SEVEN
[Release Date]: 2011/12
[Genre]: Downtempo, Ambient
[CAT number]: [ah040]
[Tracks]: 13tracks (42:36)

米国ネットレーベルのArchaic Horizonから、ロシアンアーティスト、Alexandr LopatkoのSEVEN名義でのリリース。

正直ロシアのアーティストと知って違和感を覚えました。音がとてもジャケみたいなサマー感がある、熱気を帯びたダウンテンポ、アンビエントモノだからです。曲名からもSummerであったり、Surfriderとか、カリフォルニアかアリゾナとかアメリカの夏を想起するものが多いです。

音的には結構レトロ感あるダウンテンポで、とても湿った、ずーんと来るダウンテンポを展開しているものもあれば、シンセ音が割りとはっきりしていていくらかさわやかに聞かせてくる曲もあります。

リリースの中で結構気に入っているM10.Magnetophoneなんかはまさにダウンテンポっぽいギターやキックの音に、鳥のさえずりをサンプリングしてたりとまさにジャケのようなダウンテンポです。

曲の合間に挟んでいる短めなノンビート曲なんかはまさにBoards of Canada的な曲でアンニュイ。しかしこういうシンセ音が鳴り響くアグレッシブなノンビート曲が最近好みな私にとってはだいぶうれしいリリースであります。


Preview: M6. Shine